◆第三者機関が定めた基準を用いたセルフレイティング(セルフアセスメント)の仕組み(I-ROIの例)

《 有害情報コントロールの実務 》

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◆第三者機関が定めた基準を用いたセルフレイティング(セルフアセスメント)の仕組み(I-ROIの例)

 I-ROI(インターネットコンテンツ審査監視機構)では、iコンプライアンスの理念の下、自社の提供しているコンテンツが法に抵触していないか、有害情報を含んでいないか、社会通念上認められるかを、その企業自身でチェックするセルフレイティングの基準を提供している。

 こうした第三者機関が定めた基準を用いたセルフレイティングのメリットとしては、まず、情報発信者が自らレイティングを行うことによって情報発信者側の表現の自由が最大限に尊重されるということである。同時に、第三者機関が客観的に定めた枠組み・基準に沿ったレイティングというサードパーティレイティングの利点を生かすこともできる。すなわち、I-ROIは、情報提供者自身が自ら健全なコンテンツを制作するための仕組みを提供しているのである。このように、I-ROIは汎用性の高いセルフレイティングの枠組み・基準の作成と普及を通じて、情報発信者と情報利用者との良好な関係構築を目指している。以下では、I-ROIが推奨するセルフレイティング(セルフアセスメント)の仕組みについて説明する。

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