§ 総合評価

《 有害情報コントロールの実務 》 ◆I-ROIが推奨するデジタルコンテンツのセルフレイティングの実務

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§ 総合評価

 ここでは「ヌード等」のカテゴリを例として用いたが、同様の作業を、「ヌード等」以外のカテゴリについても繰り返していく。こうした作業を行った結果、全てのカテゴリ・サブカテゴリにおいて、ラべリングの段階で「無」と判断されるか、あるいはレイティングの段階で「全年齢にふさわしい」と判断された場合には、その作品は「全年齢にふさわしい」ものという総合評価となる。

 もし、上記の例で「ヌード等」以外のカテゴリ・サブカテゴリにおいて1項目でも「12歳以上」のレイティングがなされた場合には、総合評価は「12歳以上」となる。このように、総合評価は、最も年齢層が高い「年齢区分」を採用する。

 これで、セルフレイティングの作業は終了である。I-ROIおよびI-ROIの会員企業の実際のセルフレイティング作業は、ここで例示したものよりも複雑かつ細分化されており、また、単にセルフレイティングを実施するだけではなく、セルフレイティングにおいて導出された総合評価の妥当性を評価し、場合によってはそれを修正するという仕組みも組み込まれている。紙幅の都合上、ここではそういった細部には立ち入ることは避けたが、I-ROIが推奨するデジタルコンテンツのセルフレイティングの作業の概要については、本項の例で示したような流れとなっている。

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