《 データサイエンス基礎 》 ◆基本統計量
§ 平均値
平均値は、量的データの合計をデータの数で割った値で、データ全体の中心的な傾向を示す。
・例:テストの得点が50点、85点、90点だった場合の平均値は、(50+85+90)÷3=75点である。
・例:ある3名の年間所得がそれぞれ200万円、1500万円、5800万円だった場合、この3名の平均所得は、(200万円+1500万円+5800万円)÷3=2500万円となる。 *
* この例から、平均値が常にデータ全体の中心的な傾向を示しているわけではない、ということが分かる。極端に大きい値や小さい値(外れ値)があると、平均値がその影響を強く受けるためである。