§ 祭り

《 ソーシャルメディアのリスク対策 》 ◆ソーシャルメディアのインシデントの実態

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 集団でソーシャルメディアの特定の発言や特定のユーザーを叩く書込みをしたり、そのユーザーの個人や組織に関する情報などをネット上に流出させたりすることを「祭り」という。(厳密には、個人情報を流出させるのは「晒し」であるが、晒しは祭りの一連で行われる事が多い)

 祭りの結果、企業が間接的な攻撃対象とされる場合が問題である。企業の従業員による発言であればまだしも、従業員の家族の発言では、コントロールが困難であることはいうまでもない。

 実際の例としては、入社内定者の家族がブログに触法行為を暴露したことから祭りになり、内定を出した企業に対して道徳的な責任を問う電凸が実行されたもの、あるタレントがTV局の偏向を懸念する発言をツイッターで行ったことから祭りになり、総務省に対し放送免許の妥当性を問うメル凸が行われるといった事例がある。

 DCAとしては、祭りが起こる兆しを早期に検知・把握する仕組みを構築することが望ましい。

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