《 ソーシャルメディア時代のメディア情報リテラシー 》
◆ファクトチェックの発展的学習
大量に拡散している偽・誤情報に騙されないというだけでなく、情報反乱時代において、マスメディアやソーシャルメディアなどのそれぞれの特性を理解し、活用するメディア情報リテラシーは、自分にとって必要かつ信頼性が高い情報を得るために、必須の能力となっている。
偽・誤情報の実態を知り、すべての人が持つバイアスやプラットフォームのアルゴリズムを理解し、クリティカルシンキングを身に着けることがメディア情報リテラシーの基礎となる。
ただ、それだけで個別の情報を検証できる十分な能力がつくわけではない。実際の検証作業には、ファクトチェックの技術やツールを知っておく必要がある。
JFCは理論編10本、実践編10本の「ファクトチェック講座」を動画と記事で無料公開している。それぞれの動画は10分ほどで視聴可能である。理論編では今回説明したようなメディア情報リテラシーについて、実践編では具体的な検証方法について解説している。これをぜひ活用したい。
JFCファクトチェック講座:(https://www.factcheckcenter.jp/info/others/jfc-fact-check-course-20/)