《 デジタルコンテンツの配信に関わるトラブルの新動向 》 ◆Twitterアカウント凍結
+ 詳説(Twitterアカウント凍結 解説)
アメリカでは、デジタルメディア上の著作権侵害はサービス提供者(サービスプロバイダ)に故意・過失が無くても罰せられる無過失責任制を採用しているため、サービス提供者が著作権侵害の実態調査を行ったり、著作権侵害を主張した者の確認を取る前にコンテンツを迅速に削除・遮断しても罪に問われないという「ノーティス・アンド・テイクダウン」がある。そのため米国企業であるTwitter社では、デジタルミレニアム著作権法に基づく著作権侵害主張があれば、本件のように著作権侵害主張そのものが虚偽であるかどうかの真偽を判断することなく自動的にアカウントを凍結処理してしまうのである。
この制度を悪用して、著作権侵害主張を行い相手のビジネスを妨害する、というケースが増加している。