《 有害情報コントロールの実務 》 ◆違法・有害情報のリスク
§ 表現型コンテンツにおけるリスク
自社のサービスが幅広く、青少年による利用も含む場合は、青少年の健全な育成を阻害しうる表現を避けなければならない。最近では多くのサービスが成人向けであるのか、未成年者を含むものであるかによって、フィルタリングやレイティングされる機会が多くあり、サービスを展開する際には、方針をはっきりと決めておかなければならない。スマートフォンのアプリケーションのプラットフォームである、グーグルやアップルでは、アプリケーションの審査を行っており、アップルでは未成年者の年齢によるレイティングを行っている。自社のサービスが成人向けか青少年を含むかで、コンテンツのレベルを判断出来る人材を育成するという仕組みが、I-ROIのコンテンツアセスメントの考え方である。
レイティングの基準については、すでに映画* やゲーム** などでは、早い時期から基準ができている。
* 映画倫理委員会(http://www.eirin.jp/)(access:2015年7月17日)
** コンピュータエンターテインメントレーティング機構(http://www.cero.gr.jp/rating.html) (access:2015年7月17日)