《 デジタルコンテンツアセッサのリスクマネジメント業務 》 ◆リスクマネジメントの標準規格
+ 詳説(枠組み)
左下部分の「枠組み」は、「統合」→「設計」→「実施」→「評価」→「改善」の5つの段階を1サイクルとして繰り返していくことをイメージするものとなっている。多くの企業で採用される標準的な管理手法として名高い「PDCAサイクル」は、「Plan(設計)」→「Do(実施)」→「Check(評価)」→「Act(改善)」の4段階の頭文字を取ったものだが、図で示される「枠組み」は、これら4段階に「統合」の段階を加えたものになっている。「統合」の段階は、リスクマネジメントと組織のあらゆる活動とが乖離しないようにするためにある。「統合」の段階は2019年の改正で新たに加えられたものであり、PDCAサイクルを組織のトップによる“リーダーシップ及びコミットメント”により統治するという考え方が打ち出されている。これは、旧規格からの主な改正点の一つである 。*
* 国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(2019)前掲サイト