§ ラベリング作業

《 有害情報コントロールの実務 》 ◆I-ROIが推奨するデジタルコンテンツのセルフレイティングの実務

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§ ラベリング作業

 まずは、評価対象となるコンテンツに対し、有害成分を含んだ表現内容があるかどうかを判断する。この作業を「ラべリング」と呼ぶ。前述のように、ラべリングは、コンテンツにそのカテゴリの有害成分を含む表現内容が有るか無いかを機械的に判断する作業であって、その際には有害表現の強度は考慮しない。コンテンツに当該表現が含まれていれば、「該当する表現の有無」の欄の「有」を塗りつぶし、表現が含まれていない場合は「無」を塗りつぶす。

 ここでは、男子・女子を問わず児童に人気の高いアニメ作品において、タオルを体にまいて胸から下を隠した状態で入浴し、湯船の中で寛いでいる女性が描かれたシーンを例とする。このコンテンツには、「裸体」、「性器など特定部分」の表現が含まれているので、図に示したように、「裸体」、「性器など特定部分」の項目は「有」にチェックする。他方、「下着姿」、「水着姿」は、「無」にチェックが入る。

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