《 有害情報コントロールの実務 》 ◆書込み型コンテンツの具体的対策
§ 閲覧防止措置の具体策その2(書込みの監視)
SNSやコミュニティサイトの場合、ユーザーの書込みを事前チェックするところは少なく、ほとんどが掲載されてから事後のチェックとなる。したがって、どのように優れた監視方法でも、必ず発見するまでの間に時間差が発生する。なるべく早期の発見をするために、サービスの監視体制や監視ツールの改良を図り、ノウハウを積み重ねる努力をしていくことが重要である。日本では監視サービスを提供する監視事業者が多く存在しているので、自社のみでの監視体制としているところと、監視事業者へ業務委託する場合とがある。1日何万件、大きいサイトでは何百万件とある書込みをすべて目視していくことは不可能であるので、システムで危険なワードが掲載されている書込みを検索し、そうして絞り込まれた書込みを人的に目視するという監視手法が一般的である。